板金塗装で車のリアフェンダーを修理する手順は?ポイントも紹介!

車の美しさと機能性において欠かせないリアフェンダーですが、事故や衝突による傷やダメージが発生した場合、その修理は専門的な知識と手際が求められます。しかし、具体的な内容についてご存知ない方は少なくありません。今回は、板金塗装で車のリアフェンダーを修理する際のポイントとしてダメージの評価からはじまり、取り外しや修理手順、塗装までをご紹介します。

正確なダメージ評価を行う

車のリアフェンダーのダメージ評価は、修理の成功に直結する重要なステップです。ダメージ評価の具体的な内容は以下となります。

ダメージの種類の確認

リアフェンダーにはさまざまなダメージが発生します。へこみやひび割れ、塗装のはがれなど、それぞれ異なる修理手順が必要です。ダメージの種類によっては、プロのアドバイスを得るか、適切な修理手法を選定する必要があります。

へこみの深さの確認

へこみがある場合は、その深さを確認します。小さなへこみは比較的簡単に修理できますが、深いへこみは専門的なアプローチが必要です。

塗装の状態の確認

塗装がはがれているかどうかを確認します。はがれた塗装は、修復前に取り除かなければなりません。これにより、新しい塗料がしっかりと密着します。

ひび割れのチェック

リアフェンダーにひび割れがある場合は、補修が必要です。ひび割れが放置されると水や湿気が侵入し、錆や損傷の原因となります。

裏側の確認

リアフェンダーの裏側も確認しなければならない部分です。外側からでは見えない裏側のダメージや変形の有無を確認することで、修理の際に不意な問題が発生するのを防ぎます。

他の部分との関連性の考慮

ダメージが他の部分にも及んでいるかどうかを確認します。周囲のパネルやバンパーにもダメージがある場合、統一的な修理アプローチが必要です。

プロの意見を取り入れる

ダメージの評価に自信がない場合や、複雑なダメージがある場合は、プロの板金職人や自動車整備士に相談しましょう。プロの意見は修理プロセスの成功に大いに役立ちます。

 

リアフェンダーの修理手順

リアフェンダーの修理手順は、ダメージの種類や程度によって異なりますが、一般的な修理手順は以下のとおりです。

リアフェンダーの取り外し

車のボディに取り付けられたリアフェンダーを取り外します。車のメーカーやモデルによって取り外し手順が異なるため、注意しなければなりません。

ダメージの補修

小さなへこみがある場合、板金ハンマーやプルスタッド溶接などの専用ツールを使用して、フェンダーを元の形状に戻します。

ひび割れの修理

ひび割れがある場合は、補修剤や樹脂を使用してひび割れを埋め、なめらかな表面に整えます。必要に応じて、ひび割れの周りに研磨を行うことで補修剤の密着性が高まります。

サンディング

修理した部分をなめらかに仕上げるために、サンディングペーパーを使用します。適切な粒度のサンディングペーパーを使い、均一な仕上がりを目指します。

プライマーの塗布

修理部分にプライマーを塗布します。プライマーは塗料の密着性を向上させ、耐久性を高めるのに効果的です。均等に塗り、完全に乾燥させます。

塗装

塗装前に、修理部分の周囲を遮蔽テープでマスキングし、塗料が不要な部分に広がらないよう保護します。適切な色の塗料を選び、均一に塗布するのがポイントです。必要に応じて複数回の塗布を行い、厚みを調整します。

.乾燥と仕上げ

塗料が完全に乾燥したら、仕上げ作業を行います。サンディングや磨き作業を通じて、修理部分を周囲となめらかになじませます。

リアフェンダーの取り付け

修理が完了したら、取り外したリアフェンダーを元の位置に取り付けます。

 

仕上げとメンテナンスのポイント

リアフェンダー修理が終わったら、仕上げとメンテナンスのステップが重要です。主なポイントは以下となります。

サンディングと磨き

修理部分をサンディングペーパーで軽く研磨し、表面を均一に整える作業です。粒度の異なるサンディングペーパーを順番に使用し、仕上げがなめらかで均一になるように注意します。最終的には磨き作業を行って、修理部分を周囲となめらかになじませます。

クリアコートの塗布

修理した部分にクリアコートを塗布することで、塗料の輝きや耐久性を向上させることが可能です。塗布する前にマスキングテープを使用して周囲を保護し、均一にクリアコートを塗ります。

ワックスやポリッシュの使用

修理が完了したら、車全体にワックスやポリッシュを使用することで表面を保護し、輝きを取り戻さなければなりません。車のボディ全体に均一に塗布し、やわらかいクロスで拭き取ります。

定期的なメンテナンス

修理が完了した後も、定期的なメンテナンスが必要です。車を洗浄し、汚れや塵を取り除きます。とくに冬季などの厳しい条件下では塩分や道路の塵などから車を守るため、頻繁なメンテナンスが重要です。

塗料の色合いの一致

修理した部分の塗料が、車全体の色と一致しているか確認します。色の不一致が目立つと、修理箇所が浮いて見える可能性もあります。

保護フィルムの検討

リアフェンダー上部やボディのエリアに保護フィルムを貼ることで、新たな傷や擦り傷からリアフェンダーを保護できるのでおすすめです。

車庫保管の推奨

車をできるだけ室内やカバーで保管することで、外部からの影響を最小限に抑えます。

 

まとめ

車のリアフェンダー修理は、正確なダメージ評価と慎重な作業が不可欠です。ダメージの種類によって異なる手法を取り入れ、必要な工具と材料を用意することで、クオリティの高い仕上がりを実現できます。また、適切な塗料の選定や取り付け後のメンテナンスにも注意を払うことが重要です。事故などで損傷してしまったリアフェンダーは、板金塗装で元通りにしましょう。

「株式会社BSW」は、技術コンクール全国大会優勝経験のある代表をはじめ、優秀なスタッフが揃った板金工場です。日本一の技術力によって、あなたの愛車を元通りにします。リアフェンダーの修理に関してもお任せください。ご要望や不安をしっかりと汲み取った上で、丁寧な対応をいたします。お見積りやご相談は、メールなどでお気軽にお問い合わせください。

 

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